転売ビジネスに手を出す前にやってみてほしいこと。いきなりやって失敗した実例

副業でできることひとつに、「転売」があります。
これを本格的にやることで、月に10万くらいは軽く稼げますし、中には100万円を超える売上げをコンスタントに上げている人もいます。
ただし、「自分にできるのか?」という判断は難しいものです。

そこで、転売ビジネスに本格的に手を出す前に、ぜひトライしていただきたいことを書いていきます。

転売ビジネスに、いきなり本格参入してはいけない理由① 在庫

いくつかの副業を考えたとき、転売ビジネスはとても手軽で、誰でもはじめられるもののひとつです。また、ブログで稼ぐ場合、本格的に稼げるようになるまで半年以上かかりますが、転売ビジネスであればすぐに現金を得ることも可能です。これって、非常に魅力ですよね。

ただし、実際にやってみると、大失敗してしまう人が多いのも事実です。その理由は・・・

在庫ありきのビジネスだからです。

転売するには、最初に「商品を仕入れる」ということが重要になります。ひとつふたつの商品であれば何の問題もありませんが、10万円の収入を得ようとすれば、それなりの商品を手元に置いておく必要が出てきます。

私の知り合いで、毎月30万円の売上げを得ている人がいました。その人は、近所にトランクルーム(貸倉庫)を借りていました。やり方次第ですが、月30万円の売上げの約半分は仕入れに必要です。こうなると、収益は15万円。ここから月2万円のトランクルーム代を引いても、「収益的には満足できるものだ」と言っていました。

ただし、在庫量はかなりのもの。15万円分の在庫ですからね。中には、死に在庫(いつまでも売れない商品)もあるので、約3畳あったトランクルームは、常に段ボール箱でパンパンでした。この在庫量を考えずに仕入れをしてしまうととんでもないことになります。

特に、最初はコツがつかめないので、死に在庫を抱える傾向が強くでます。

ちなみに、私も在庫を抱えるビジネスをしたことがあります。子供服と書籍でしたが、どちらの場合も、自宅の1部屋は完全に在庫ルームになりました。そんなに広い家じゃないのに・・・。

 

転売ビジネスに、いきなり本格参入してはいけない理由② 包装資材

転売ビジネスは、発送がつきものです。

「高く買ってもらったものだから、ちゃんと梱包して発送したい」と思うのは当然ですよね。ところが、適度な箱は意外とありません。これも、ひとつふたつなら問題ありません。けれど、週末にまとめて発送しようとなると、その確保に頭を悩ませることになります。

その結果、入手できるときに箱をまとめて持ち帰ったり、プチプチを購入したりします。

たかが梱包材。されど梱包材。
これがめちゃくちゃ場所をとるんです!
私の場合ですが、さまざまなサイズの箱とプチプチなどで、クローゼットがひとつ潰れるほどでした。

最初はスーパーや知り合いのコンビニなどで段ボールを調達していたのですが、だんだんめんどくさくなって購入するようになります。箱、1つ100円程度ですから、それも考えて価格設定をすれば、収益にはそれほど影響は出ません。

でも、どうせなら、「できるだけサイズの合った箱に入れてあげたい」と考えるようになり、気づけば箱が大小取り混ぜて200個くらい。プチプチはロールで購入、ガムテープも箱で仕入れ・・・となりました。

これって、意外にストレスですし、辞められない理由にもなります。

 

転売ビジネスに、いきなり本格参入してはいけない理由③ 向いてない

一般的な転売ビジネスのサイトなどを見ると、「こんなに儲かります!」という告知は多くやってますが、万人に勧めている気がして、「う~ん」と思ってしまいます。

今は販売価格もネットを駆使すればある程度、予想ができるようになり、比較的儲けやすいビジネスになっています。

ただし、向いていない人も実際います。

  • いちいち、写真撮るのがめんどくさい
  • それをアップするのがめんどくさい
  • 仕入れ先で価格チェックするのがめんどくさい
  • 梱包・発送がめんどくさい
  • なんだか、とりあえず、めんどくさい

何度も書いていますが、数が多くなるとめんどくささが増します。これは、やってみないとわかりません。それを考えずに、在庫を先に仕入れるようになると、激しく後悔をします。

 

まずは不要品を売ってみる

そこで、まずは家にある不要品を売ってみることをおすすめします。
長く生きていれば、家にはかなり不要なモノがあることでしょう。
まずは、それをお金に換えるのです。

しかも、ただ出品するだけなら趣味に過ぎません。最低でも20点をできれば1日で。時間がかかっても3日程度で出品しきってください。ここが意外なポイントです。

そのお金は、本格的に転売ビジネスを始めたときの原資にしてください。
また、不要品を売ることでスペースを空けて、在庫を置く場所を作ってください。

この作業を通じて、

  • 写真を撮ることの大変さ
  • サイズを測る→メモる→アップする

などの面倒さを実感してください。その上で、「私に向いてる。続けて行けそうだ」と思ったら、本格的なスタートをすればいいのです。

最初にやってみるのにオススメなのは、以下のものです。

  • 着なくなった服
  • 使わないブランドの引き出物
  • 昔の趣味のモノ
  • 使わなくなった子どものオモチャ類
  • 古くなったガジェット類
  • 読み終わった書籍類

出品先は、メルカリやヤフオクなど、メジャーなところで十分です。気軽さという意味では、メルカリがいいかもしれません。また、大きなモノであれば、ジモティを使うのもいいでしょう。

この段階では、難しく考えずに売ってしまうこと。20品くらい売れば、やって行けそうかどうかが分かると思います。テクニックはそこから学べば十分です。

ということで、早速、自宅を探してみてください!
家族も、「捨てるんじゃなくて売るんだ」と言えば、OKがでやすいと思います。