ブログで稼ぐ基本は、サイトにアクセスを集めることです。これはアフィリエイトでもアドセンスでも、その他のマネタイズ手法でも同じですよね。
その一方で、「サイトを作ったけど、アクセスが伸びない!」と苦戦している人は多いもの。その改善をどうするかが今回のテーマです。
SEOでアクセスを伸ばすのには、2つのポイントが必要だと思われています。
それは記事の「本数」と「クオリティ」です。
ただし、「私はクオリティーの高い文章が書けないから、そのぶん本数でカバーする」という人がいますが、これが大きな間違いだと思っています。
ということで、今回は、 「個人ブログがSEOで上位表示するために必要なのは、記事数か、文字数か?」というテーマでお話しします。
ブログは開設できても、マネタイズができない
多くの人は、「ブログをオープンすれば、バカスカ儲かる」とは考えないものの、「それなりの収入は得られるはず」と、ささやかな期待を持っていたのではないでしょうか?
でも実際には、記事を10記事、20記事と作っても、まったく儲けが出てこない現実を知り、うちのめされているのでは?
これは、よくある話です。私がコンサルでお請けした案件では、250記事書いたのに売上げはゼロ円という例がありました。地獄ですよね・・・。
その理由はいろいろ考えられますが、一番大きいのは、「そもそもサイトにアクセスがない」ということ。中には、Googleアナリティクスやサーチコンソールに登録しておらず、自分のサイトにどれぐらいのページビュー(PV)があるのか全く分からないという人もいますが、これはさすがに問題外。もし、 まだ登録していないという人がいれば、まずは登録をしてください。
さて、改めてアナリティクスを見て、あまりのアクセスの少なさに愕然とするという人が多いはず。
1日あたりのPVは、わずかに数十にすぎない・・・
とショックを受ける人が多くいますが、
「安心してください。そんな人いっぱいいます」
いやいや、だから安心できないんだって・・・笑
けれども、いくつかの改善を行うだけでアクセスが伸びる可能性があるので、本当に安心してください!
PVが伸びるのに記事数は関係ない
サイトのアクセスが伸びるの要因は何でしょうか。
実際にはいろいろあるのですが、基本となるのは記事の「本数」だと思っている人が多くいるようです。
Twitterやブログでの報告を見ていると、「記事数○本で、いくらになりました」というのが多いですもんね。
けれど、それ・・・、間違いですから!!
本当に必要なのは、「Googleさん的評価の高いページ」です。
よく聞く言い訳として、「私は文章が下手だから本数で勝負する」という主張がありますが、これが大きな誤解の一つなんですよね。
ひとつの記事だけが人気が出た実例
顕著な例として、某サイトの1週間分のデータをお見せしますね。このサイトは、正式OPENから約7ヶ月。月に約3万PVあるサイトです。
このサイトでは1記事のPVが突出してよく、サイト全体の約半分を稼いでいます。このサイトの記事数は全部で200本あるので、すごい偏りです(笑
このダントツPVのページは、サイトにアップした一週間後から爆発し、半年の間トップを独走しています。すごいですよね。アップした当時の記事数は20本でした(少ない!)。
人気サイトでも記事ごとのPVはばらついている
サイトが何万PVあるというサイトでも、多くはこのような現象が起こっています。全ての記事が読まれているわけではなく、突出して読まれているページもあれば、全く読まれていないページもある状態です。ホントに、読まれていないページはまったくアクセスがなく、シカト状態!
つまり、 クオリティの高い記事が書けないから、記事本数でカバーするというのはありえない話なのです。
そりゃ、そうですよね。
検索結果が10ページ目の記事が100本あっても、結局みてもらえませんし、1ページ目に乗る記事が一本あれば、その記事はアクセスが伸びます。そして、結果的にサイト全体の PV は高いように見えます。
あなたのサイト、文字数少なめの記事が並んでいませんか?
これを踏まえて、現状を見てみましょう。
多くのサイトが、サイト全体で一日あたり100ページビューを超えないと言われています。そして、そういったサイトは、一記事あたりの文字数少なめで、キーワード分析もされていない記事が、やたらと本数を多く並ぶ。そういうサイトになっています。
また、似たような切り口から記事が展開されていて、「似てるのばっかじゃん!」と読む気がなくなってしまうのが多いこともよくあります。
しかも、書き出しは、「こんにちは、○○ブロガーの□□です。今日はどこどこに行ったら何々で・・・」と記事とは関係ない雑談から入っていたりして・・・。
もちろん、直接的マネタイズを狙わないブログであれば有効な手段ですが、アドセンスやアフィリエイトで展開しようブログとしては好ましくありません。なぜなら、 ぱっと見て違いがあるとわからず、さっき読んだっけ?錯覚させてしまうし、Googleさんにも嫌われてしまうからです。
ページを統合して上位表示を狙う
もう1度繰り返しになりますが、一つの記事でもヒットすればPVは上がります。それによって、アドセンスはクリックされる可能性が高まります。
そのためにどうすればいいのか?
答えは、上位表示される記事を作るしかないわけです。
こう言うと、「そんなの書けない」という方が多くなるのですが、実はサイトを見ると、ちょっとした工夫で上位表示可能なケースがあります。
例えば、一つのテーマを小刻みな記事にしている場合、それを統合してしまい、一つの記事としてアップするのです。文字数が多ければ必ず上位表示されるというものではありませんが、網羅性が高い記事ほど上位表示されるため、結果的に文字数の多いページが上位にあることが多くなります。この理論を利用して記事を統合し、上位を狙います。
しかし、網羅性が高い記事ほど上位表示される
ページ統合すれば、検索数が多いキーワードが狙える
では、ページ統合の実例を見てみましょう。
例えば、飲食店を開業する時の情報を説明したサイトがあったとします。
以下のようなテーマが考えられますよね。
- 営業時間の設定方法について
- メニュー展開について
- 物件の選び方について
- 新人教育について
それぞれについて、3000~5000文字あり、専門的な解説ができるのならば別々の方がいいと思いますが、各記事の1000文字ぐらいの文章にしかならならい場合は、統合してしまいます。
投稿すると、記事タイトルは、「飲食店開業に必要なこと全て」のようになります。
この場合、「飲食店開業」と言うキーワードと、「営業時間の設定」や「物件の選び方」というキーワードを比較すると、圧倒的に前者の方が検索されている回数が多くなるので、その意味でも有利です。
また、この記事が、「メニュー展開」や「物件の選び方」などのキーワード検索された際に表示されないのでは?というと、そんなことはありません。正しく書いていれば、きちんと表示されます。
これを考えれば、ますます良い方向だということがおわかりいただけるでしょう。
「記事おまとめ大作戦」は絶対にオススメ!!
ちなみに、今回紹介した「記事おまとめ大作戦」により、それまでどこに表示されているのか見つけるのが困難だった記事が、1ページ目に表示されるようになり、それをきっかけにページビューが爆発的になったという例がいくつもあります。
元々は1日10ページビューぐらいであえいでいたのに、1,000PVを超えるようになったサイトもあります(ここを強調するのは嫌なので、さらっと流しますが・・・)。
ではどうやってまとめていくかという話ですが・・・。
これは次回の記事で説明したいと思います。
(って、お前が記事をまとめろよ!・笑)